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2015.12.07

プレスリリース

ベリトランス、さくら観光の展開する高速バスサービスに、 音声自動応答型カード決済ASPサービスを提供開始

高速バス・夜行バス電話予約時のクレジットカード支払いに対応

株式会社デジタルガレージ(東証 JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 グループCEO:林 郁、以下:DG)の子会社で、決済事業を手がけるベリトランス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:篠 寛、以下:ベリトランス)は、旅行代理店事業を展開する株式会社さくら観光(本社:福島県白河市、代表取締役社長:小櫻 輝、以下:さくら観光)の高速バス*1の電話予約時の決済方法に、本日より音声自動応答によるクレジットカード決済ASPサービス(以下:IVR決済ソリューション)の提供を開始します。
交通機関・旅行関連予約サービスでのIVR決済ソリューション導入は、Spring Japan(春秋航空日本株式会社)、旅行会社 ダイナスティーホリデーに続いての導入になります。


■サービス提供の概要
さくら観光では今回、高速バス・夜行バスサービスの電話予約時のクレジットカード支払い用途にIVR決済ソリューションを導入します。
電話予約でのカード決済受付は通常、受電したオペレーターが直接クレジットカード情報を聞き取るため、カード情報の入力ミスや漏洩・紛失リスクがあります。このため、さくら観光では電話予約でのクレジットカード決済の提供は行わず、コンビニ決済・ペイジー決済*2の提供に留めていました。
今回のIVR決済ソリューションの導入により、電話予約を希望する消費者は支払い方法のバリエーションが増え、オペレーターを介することなくその場でクレジットカード支払いが完了します。さくら観光では、セキュリティを担保しつつ顧客利便性を高めることができ、クレジットカード決済停止前に電話予約時に対応支払い方法がないため離脱していた約3割の顧客層の取込みが可能になります。

■IVR決済ソリューションとは
IVR決済ソリューションは、TV・カタログ通販や予約サービス等、消費者が電話で商品やサービスを購入する際、クレジットカード決済を希望すると、オペレーターから自動音声に切り替わり、消費者が自らカード番号を入力し決済を完了させることが可能な業界初の ASP サービスです(特許取得、特許5457498号)。
本サービスの導入で、コンタクトセンターではカード情報が一切通過することがなくなるため、導入事業者はオペレーターによるカード番号の不正利用やヒアリングミスを防ぎ、高度なセキュリティ環境で消費者にサービスを提供することが可能となります。システムを介することで、通常2~3分必要とされる消費者へのヒアリング時間を30%以上削減した事例(※当社調べ)もあり、オペレーターの稼働時間の削減効果も見込めます。
また、本サービスは外線転送可能な電話機とインターネット接続したPCがあれば、面倒なシステム開発や連携をすることなく手軽で安価に導入でき、オペレーター1 席からでも高セキュリティな ASP 決済サービスを実現します。

■クレジットカード決済を取り巻く環境
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を踏まえ、経済産業省が2014年7月に「クレジットカード決済の健全な発展に向けた研究会 中間報告書」を発表、政府やクレジットカード業界を中心に、キャッシュレス決済の普及による支払い利便性・効率性の向上や、消費者がクレジットカードを安全に利用できる環境整備等の施策が進行しています。消費者にクレジットカード支払いを提供する事業者にも、消費者保護の観点より、今まで以上のセキュリティ環境の整備が求められると予測されます。

■DGグループの取り組みと今後の展開
IVR決済ソリューションは、DGグループの決済事業会社であるベリトランス及びイーコンテクストが推進する、「EC市場での決済事業の継続拡大」「リアル領域への深耕」という事業戦略展開を担う戦略サービスです。 今後もベリトランスでは本サービス展開により、電話も含めた販売チャネル拡充によりオムニチャネル化を図るEC事業者から、TV通販・カタログ通販などコールセンターでの電話受注をベースに事業展開する事業者まで、ECとオフラインのシームレス化が進む領域のキャッシュレス化を推進していきます。


【株式会社さくら観光様からの賛同文】
IVR決済ソリューションは顧客利便性、セキュリティ面から導入を決定いたしました。これまでは電話でのクレジットカード決済には対応していませんでしたが、今回のサービス導入によりセキュリティを担保した形で提供できるようになりました。
電話でのクレジットカード決済が可能になることで、お客様は急な予約でもコンビニに立ち寄って支払いをする必要がなく、直接乗車場所へ向かえるため時間がないお客様への対応も可能になり、よりサービス品質が向上されるものと考えています。


*1:高速バスの運営・運行は系列バス会社である株式会社桜交通・株式会社インフォマティックにて対応
*2ペイジー決済:各種支払いを、金融機関の窓口やコンビニのレジに並ぶことなく、パソコン、モバイル端末などのネットやATMから支払うことができるサービス


【ベリトランスについて】 https://www.veritrans.co.jp/
デジタルガレージグループで、オンライン決済事業を提供する決済プロバイダー。「オンライン事業者のコアビジネスへの専念」を基本理念に、デジタルガレージグループのイーコンテクストと共に、グループ全体で日本最大規模のオンライン決済プロバイダーとして、日本国内はもとよりアジアを中心とした海外市場をカバーするグローバルなオンライン決済プラットフォームの構築を目指し事業を拡大しています。