2025.09.18
ニュース
デジタルガレージのBtoB決済サービス「DGFT請求書カード払い」、B2B取引のキャッシュレス化を超低コストで実現
倉庫シェアリングサービス「souco」利用料支払いのクレジットカード決済として採用
株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:デジタルガレージ)は、物流リソースのシェアリングプラットフォームを運営する株式会社souco(本社:東京都港区、代表取締役:中原 久根人、以下souco、サービス名は「souco」と記載)と、デジタルガレージの「DGFT請求書カード払い」を基盤としたB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い for souco」を通じて、「souco」サービス利用料支払いのクレジットカード対応を超低コストで実現(※1)させるとともに、「souco」ユーザー企業様の資金繰り改善につながる取り組みとして、協業していくことで合意しました。
なお、デジタルガレージは、本件のような「DGFT請求書カード払い」の提供を通じて、クレジットカード未導入企業への超低コストでのB2Bキャッシュレス化の取り組みを拡大してまいります。

デジタルガレージは2022年よりB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」を展開しており、中小事業者に加え大企業にも着実に拡大し、業種も小売業、飲食業、建設業、運輸業など、幅広い業界に利用されています(※2)。
今回の「souco」に関しては、ユーザー企業様のクレジットカード払いのニーズの高まりが、協業プロジェクトの契機となりました。「DGFT請求書カード払い」を導入することで、既存の決済システムの改修を行うことなく、超低コストでクレジットカード払いのニーズに対応可能となります。
また、「souco」ユーザー企業様は、「DGFT請求書カード払い for souco」を通じて、倉庫利用料などの支払いにクレジットカード決済を選択できるようになります。これにより、支払いサイトを実質的に延長することが可能になり、資金繰り改善やキャッシュフローの安定に繋がるだけでなく、「DGFT請求書カード払い」の請求書管理機能を無料で利用できることから、電子帳簿保存法に対応した請求書管理のDXまで対応可能となります。
(※1)超低コスト:クレジットカード決済システム導入に関する総コストとの対比した場合、既存システムを改修する必要がないため超低コストと表現しております。
(※2)ご参考:詳細は後半の参考リリースをご覧ください。

▽「DGFT請求書カード払い for souco」サービスサイト
https://lp.dginvoice.jp/souco
■「DGFT請求書カード払い」について
B2Bの商流において支払い先がクレジットカード払いに対応していない場合でも、受け取った請求書の支払いをお持ちのクレジットカードで決済でき、支払い先に対してはユーザー名義で立替振込をさせていただくサービスです。
JCB/Visa/Mastercard®/ダイナースクラブのカードがご利用可能です。支払い方法を銀行振込からクレジットカード払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を最大60日程度繰延できることから、一時的な資金不足や繁忙期の仕入れコストなど、中小事業者の資金繰りの課題を解消します。2022年10月のサービス提供開始以来、AI-OCRによる「請求書自動取り込み機能」や、電子帳簿保存法に対応した「受取請求書の管理機能」、外部システムと請求書をシームレスに連携する「API連携機能」を提供するなど、継続的な利用者の利便性向上に努めています。
■今後の展開
デジタルガレージは今後も「DGFT請求書カード払い」を通じて、キャッシュレス対応とコスト削減の両立といった、多くの企業様が抱える業務課題の解決に、幅広く応えてまいります。そしてB2B市場におけるキャッシュレスの普及、ならびに資金繰り支援、請求書管理のDX等、経営全体をサポートする取り組みを推進してまいります。
■会社概要
- <株式会社souco>
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soucoは、BtoBでの倉庫シェアリングを中心とした、物流リソースのシェアリングプラットフォームを提供するスタートアップ企業です。物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と、季節波動等によりスペースを必要とする企業の情報を集約し、小ロット〜 1,000坪単位での倉庫利用を促進しています。
2025年現在、全国一律料金にて保管サービスの提供・輸送サービスの提供等のシェアリング事業の他、倉庫拠点管理ツール・物流施設テナントポータルの提供等のソフトウェア事業、業界特化型のサービス開発事業等を行っております。soucoは、蓄積された日本全国の倉庫のデータベースを活用し、テクノロジーによって物流リソースの最適配分を支えて参ります。
URL:https://www.souco.space/
- <株式会社デジタルガレージ>
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デジタルガレージはパーパスとして「持続可能な社会に向けた “新しいコンテクスト” をデザインし、テクノロジーで社会実装する」を掲げ、社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供する決済事業を展開しています。またデジタル・リアル領域においてワンストップでソリューションを提供するマーケティング事業、国内外の有望なスタートアップやテクノロジーへリーチするスタートアップ企業への投資・育成事業などを展開しています。
URL:https://www.garage.co.jp/
<ご参考資料>
B2B決済市場へ向けた、当社サービス「DGFT請求書カード払い」の戦略的意義と位置付けについてデジタルガレージグループは、社会や産業構造が大きく変化する中、幅広い事業者のDXを牽引すべく、決済とデータ、テクノロジーを融合したグループ戦略「DG FinTech Shift」 を掲げています。本戦略のもと「シェア拡大」「新サービス開発」「収益構造の改善強化」「収益の多層化」の各側面に寄与する施策実行を通じて、より高次な成長を目指しております。本リリースでご紹介するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」は、デジタルガレージグループが25年に渡りサービスを提供してきた「B2C決済事業」に加え、より市場規模が大きな「B2B決済市場」への進出という戦略上重要な施策として2022年に開始したものです。
日本では企業間決済において、最も多く利用されている支払手段は、銀行振込、口座振替、現金であり、クレジットカード決済は4番手の全体の5%ほどであるとの調査結果がある一方で、銀行振込など従来型手段を利用する場合、請求・回収関連コストが平均で売上の 4.7% に達しているとのビザ・ワールドワイド・ジャパン社による調査結果(*出典は下記に記載)もあります。銀行振込決済においては請求者側にとっては「与信審査」「貸し倒れや支払い遅延」といった課題感があり、請求書業務にも多くの時間が割かれています。
また、支払い側にも「資金繰り」「キャッシュフロー」といった課題が多く挙げられます。現在、約1,400兆円規模とも言われるB2B決済領域において、これらの課題解決に寄与する、キャッシュレス決済・DX・資金繰りをシームレスに提供するFintechサービスが求められています。このような背景のもと、デジタルガレージグループはB2B取引において、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」により、クレジットカード決済を安定したシステム基盤で提供しています。また独自の与信モデル構築やファクタリング、他サービスの拡充、さらに、業務効率化SaaSサービスと決済のシームレスな連携をデジタルガレージグループの持つテクノロジーと銀行・クレジットカード会社・商社・業務用アプリケーション提供会社・SaaS企業とのパートナーシップの有効活用を通じ、B2B取引の多種多様な課題の解決に寄与する、新たな決済インフラサービスの提供を目指しています。
また、デジタルガレージグループは「DGFT請求書カード払い」事業を手始めに、クレジットカードおよびその取引データを活用した資金繰りや事業効率の改善などに資するサービス群の事業を開発しB2B市場のDXを推進します。
- *出典:ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社2025年8月28日発表のホワイトペーパー「B2Bカード決済導入の価値、取引から変革へ~アジア太平洋地域の大手サプライヤー調査報告」